忍者ブログ
Home > > [PR] Home > これまでの流れ > 抗ガン剤治療の説明

大腸癌末期を完治させる

ある日突然62歳の父が直腸癌末期と診断されました。娘として父を絶対に救います。

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

抗ガン剤治療の説明

私自身の仕事や、母からの頼まれ事、家の事など、全ての段取りを終え、いざ私も病院へ行く事になりました。

予定していた日、父と母は私が来るのを首を長くして待っていてくれたのですが、
私は何故か行きたくないと思ったんです。
「ごめん、明日行く」

なんで?どうして?と言われるのですが、どうしても行く気になれません。
きっと、父のストーマを見る決意が出来なかったのだと思います。
その日に行く事をやめました。

インターネットを閲覧していたら、乗る予定であった時刻の新幹線が地震で一時運休したとの事。
すかさず両親に「地震で新幹線が運休したらしいよ。あぁ〜、良かった、ほらねやっぱり。」とメールすると「お前は勘がいいやつだからな」と言われました。
そうなんです、私は本当に勘がいいんです。
根拠はありません。でも、とにかく勘がいいんです。

翌日、今日は行かねばと意を決して父と母の待つ病院に向かいました。
途中、先生にお土産も買って、看護師さんたちが食べられるであろう個別梱包されている個数の多いクッキーも買ったり、自分が飲み食いする軽食も買って、紙袋やらビニール袋やらスーツケースやら、荷物だらけで移動しました。

そして到着。
都会の空気はどこかぼんやりと、けれど晴れ晴れしていました。
母の待つマンスリーアパートへ向かいます。
移動途中、何度も母から電話が来ました。あと5分で着くよ、あと3分、いまここ、などと答えました。
父が癌で入院、一人慣れぬ都会でマンスリーアパート生活、一人で父の付き添いをし、心細かったのが手に取るように分かりました。
そしてアパートの玄関をあけた途端、母は「おぉ〜!!やっと来たね!!」ととても喜んでいました。私の顔を見て安心したようです。
少しお茶を飲みながら話したり、荷物を整理した後、すぐに病院に向かいました。

「こっちこっち」と、いつの間にか都会人になっていた母に誘導されながら、徒歩で病院まで向かいました。途中、「この店には何も良い品がないんだよ」とか、「この店でアレを買ったんだよ」とかガイドしてもらいました。温泉のロッカーの鍵すら一人で出来ない母が、一人慣れぬ都会で頑張ったんだなと思いました。

「あそこ、あれが病院だよ」
そう母に言われて見上げた病院はずしんと大きいものの、同時に恐怖も感じました。
緊張しつつも、手慣れた母に着いて行きながら中に入ると、まぁ〜狭くて古いこと。
「なんか想像と違う〜」とか言いつつ、キョロキョロしながらエレベーターへ。
エレベーターに乗りながら母は言います。
「お父さんの入院している階はね、末期の癌患者しかいないから異様な雰囲気だからね」

そう言われて少し緊張したのもつかの間、父の病棟に到着しました。
普通ではあるけれど、どこか明るさがなく、患者の顔が沈んでいる。確かに異様です。
そう感じながら父の部屋に向かいました。

父の部屋は「北病棟9階404室」
流石に笑いました。母にひっそりと
「ねぇ、もしかして、ここを曲がったら天国じゃないの?」と言うと、静まり返った病棟を歩きながら母が笑いを堪えていました。

さて、やっと父と対面です。
「よぅ、癌患者」
と声をかけると
「おぅ!来たか!」と笑顔でした。
やせ細っていたものの、割と元気で、お腹のストーマを見せてくれました。
「あら、チキンカレーだね」
と言ったその日のお昼の病院給食がチキンカレーで、父は半分以上残してました。(笑)
コントみたいでした。

回診の時間になり、チームで来た先生達にご挨拶し、お土産を渡し、感謝を伝えました。
その夜、また先生から呼び出されました。
回診に来て下さった中にいた先生で、私がメールしていた先生とは違う先生です。

「これから抗ガン剤治療をしたいと思います」

なるほど、この先生は抗ガン剤担当医なんですね。
チーム医療だもんね。

既に抗ガン剤の知識は一通り頭に入れてから来ましたので、私は動じる事なく説明を受ける事が出来ましたが、父や母は副作用などの説明を聞きながら不安な表情になり、特に父はまた脂汗を垂らして、手をぎゅっと握っていました。

一般的に完治不能の進行がんに対して、最初(1stライン)はFOLFOXから始める事を頭に入れていたので、5FU、ロイコボリン、エルプラットという名前を聞いて、FOLFOXだと理解できました。父がやせ細っていたので、アバスチンが使えるかどうか心配でしたが、ストーマにして食事を取れるようになり、徐々に太ってきたので、頃合いを見計らってアバスチンも使うと聞き安心しました。
先生から聞いたわけではなくネットでの情報ですが、アバスチンってのは2006年に認可された新薬で、抗ガン剤がよく効くように血管に作用する補助薬みたいなものらしく、これがかなりの効果があるとのこと。余命が半年以上とされる比較的体力のある患者にしか使えず、また効果が見られるのがその6〜7割との事らしい。昨今は抗ガン剤が効くか効かないかは遺伝子検査である程度分かるそうですよね。
つまり、父はFOLFOXが有効であり、アバスチンが有効と判断されたわけです。
おぉ、お父さんやるじゃない!これで2年の延命が期待できる。

私はもっと話を聞きたかったのですが、父がこれ以上説明を聞くとまずいなと思った(かなり青ざめていたました)ので、先生に「とりあえず分かりました、受けます、ね、お父さん。」と言って、先生には目で合図して話を切り上げてもらい(先生も目で了承してくれ)、父と母を連れて病室に戻りました。
父はベッドに戻る途中、見た事もない強張った顔で「これでは殺される」と何度も言っていました。

普段は非常に頭が良く、回転が早く、理解力があり、柔軟な頭脳の父なんです。
そんな父でも余裕がなくなるのが癌であり、抗ガン剤治療です。

拍手[19回]

コメント
お名前
タイトル
メールアドレス
URL
コメント
パスワード

カレンダー

09 2017/10 11
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31

情報交換掲示板

大腸癌を完治させる(掲示板)

このブログをご覧になられているユーザーの方同士が情報交換するための掲示板です。ユーザー同士の会話・情報交換など、ぜひご利用下さい。

最新コメント

[09/02 ういうい]
[08/28 mzm]
[07/07 きょん]
[07/06 英明]
[06/03 Smithd276]

プロフィール

HN:
わんわん
性別:
女性
自己紹介:
30代の兼業主婦です。父を救いたい一心で癌について日々情報を集めています。誤字・脱字・文章の読み辛さ等はご勘弁下さい。何せ昔から国語が大嫌いなので(笑)

ブログ内検索

カウンター

PR